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山本 和典; 赤阪 健*
no journal, ,
ランタンカーバイド(LaC)は、室温で水と激しく反応し炎を上げる固体として知られている。しかし、カーボンナノカプセルに内包されたランタンカーバイドは、水分子がカプセルを構成するグラファイト壁を透過できないので、室温でも反応しない。このグラファイト壁の存在は、カーボンナノカプセルに内包されたランタンカーバイドの反応性を下げ、その燃焼温度を高温側へシフトさせる働きをしている。逆にカプセルの遮蔽性の違いによって、カーボンナノカプセルに内包されたランタンカーバイドの燃焼温度は異なると予想されるので、その温度はカーボンナノカプセルの遮蔽性を表す良い「指標」となる。ランタンカーバイドの燃焼温度を指標としたカーボンナノカプセルの遮蔽性評価試験を、乾燥空気流中での熱重量測定・示差熱測定法(TG-DTA)により実施した。サンプルの質量が、熱重量測定・示差熱測定の結果に極めて大きな影響を与えることを見いだしたので、その詳細について報告する。